どうも、ブログ主の黒いりんご(glory820)です。
3月末にラストピリオドの10章が更新されていることに気がつかずに、今更ながらGWに全て攻略を終えました。今回の10章はノイズの謎など、今までの物語の伏線や謎がわかる部分もあり、物語の核心をつくような内容も多かったですね。
ここまでのラストピリオドのストーリーは下記の記事から参照ください。
【ラスピリネタバレ注意!】ラストピリオド9章のストーリーあらすじまとめ【祝アニメ化】
関連記事
【ラスピリネタバレ注意!】ラストピリオド1章~3章までのストーリーあらすじまとめ
【ラスピリネタバレ注意!】ラストピリオド4章~6章までのストーリーあらすじまとめ
【ラスピリネタバレ注意!】ラストピリオド7章~8章までのストーリーあらすじまとめ
【ラスピリネタバレ注意!】ラストピリオド10章遥かなる地下世界のストーリーあらすじまとめ
↓漫画化されたラストピリオドの漫画はこちら↓
ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- 電撃コミックアンソロジー
ラストピリオド10章 ゲーゼルシャフト入り口
無事にゲーゼルシャフトに入ることができたハル達はアーニャの学派の「終結」ラウンジにいました。
叡智の結晶であるゲーゼルシャフトは多くの本も集まり、その本は古代言語で書かれていました。
古代言語はアーニャでも読むことができず、先代の終結の代表は読むことができず、ゲーゼルシャフトでも一部の古代学者のみしか読むことができないものとなっているようです。
ちょこは自身のスパイラル化を防ぐ方法を見つけるためにアーニャの研究所に残り、ハルはアーニャのゲーゼルシャフトを探索してみては?の言葉を受けて、イルから預かった動く小包を誰かに届けるために別行動をとるのでした。
別行動をとるハル達は、アーニャの研究の手伝いをするメモリにゲーゼルシャフトを案内をしてもらうことになります。メモリはどの学派にも所属しない、プロの助手のような存在。
ハル達の賑やかさに、かつての終結を思い出すメモリに連れられて、まずは構造の学派のところに行くことに。
ゲーゼルシャフト中央部。久しぶりに研究室の外に出たことで気分が良いメモリ。メモリからゲーゼルシャフト内のことや魔法や自然など様々な分野の学者がいることを教えられます。自分たちもゲーゼルシャフトで勉強をしてもいいかなと考えるリーザとガジェルでした。
ゲーゼルシャフト「構造」のラウンジに到着したハル達は身体研究会の集会を目撃します。身体研究会は自分たちの肉体を使って人間としてより強くなることが目的の研究会者達の集まり。身体研究者には亜人研究者も多く、種族の繁栄やさらなる力を求めてくる目的意識を持って、留学のような形でゲーゼルシャフトに来ていることを知るのでした。
構造のラウンジを進み、新入会員としてハル達を待っていたコバルトとニッケルに出会います。コバルトとニッケルの姿を見て子供のようだと驚くハル達でしたが、自分たちに愚弄する言葉をかけたと怒り出すのでした。
コバルトとニッケルから、自身達のことを説明するように伝えられたメモリから、コバルトとニッケルは構造の代表であるゲシュタルトの右腕である合金姉妹であること、見た目とは反して構造のどの研究者よりも在籍が長いことを教えられます。
そのことが信じられないガジェルでしたが、目に終えないスピードで胸ぐらを掴まれるなど、コバルトとニッケルの実力を垣間見るのでした。コバルトとニッケルから構造は荒々しい新人が多いため、沈静化する役目も担っていること、実力主義である構造の人間はエリート知識を持ち、尊大になりがちだと教えられます。
メモリの代表であるゲシュタルトに紹介したいという言葉を受けて、一度はその必要はないと答えるコバルトとニッケルでしたが、ハル達のゲーテルシャフトでのやることがあるという目的意識を感じ取り、ゲシュタルトを呼んでくることに。
ゲシュルトを待つ間、リーザはメモリにゲシュタルトとイルの小包を渡す人間の関連を問いかけます。メモリはイルの「この小包を見ればわかる」の言葉から代表クラスの人なら受け取り先に手がかりがあると考えていたのでした。
構造の代表であるゲシュタルトの天才的な発想と言葉で驚くハル達でしたが、ゲシュタルトから、今は合体に興味があることを伝えられ、その魅力を伝えるのでした。ハル達の反応を見て構造の学派向きでないことを伝えますが、興味があるなら、いつでも歓迎すると言葉をもらいます。
そして、帰ろうとするゲシュタルトにイルからの小包のことを聞くと、小包の模様をどこから見たことがあるが、自身宛の荷物でないこと、別の学派を当たると良いと伝えます。
構造の学派を案内されたハル達は、その過激さに驚きつつも、次は解魔の学派へ向かうことに。メモリから解魔はアンチマジック系、実在はマジック系と教えられるのでした。
ハル達は去った後の構造では受取人不明の小包が気になるゲシュタルトの言葉を受けて合金姉妹にハル達の遍歴を調べさせるのでした。小包の差出人は学派代表クラスの知識を持っていると感じていたのでした。
ハル達はゲーゼルシャフトの様々な学派を巡り、解魔の学派のラウンジに。解魔に所属する自称エースのエレポワから解魔の説明を受けようとした瞬間、自分が鬱で不安定になったと学派の説明はまたの機会と帰ろうとします。
1つだけの質問としてハルがエレポワに小包のことを聞こうとすると、小包の紋章を見て、自分が不安定になると伝えるエレポワ。小包が動いたことで驚いて去ってしまいます。
次にハル達が訪れたのは薬理のラウンジ。そこには幸福な気分になれるガスを研究するベノムの姿。ベノムの代表のアポのことを聞くと代表がガスでハッピーになってしまい、会話ができる状況ではないことに、、、、
そして、最後に訪れたのはゲーゼルシャフト最大であり、トップに位置する実在のラウンジの前。ここまで小包の受取人に関しては何も得られていません。
メモリから実在は元々は古典研究で人気がなかったが、いろんな研究手法の多様性を認めたことでここ数十年でトップの学派になったことを教えられます。
ここまで多くの学派を巡り、古代魔法について知りたいリーザは実在、身体学を駆使してトレーニングをしたいとガジェルは構造で勉強して、力をつけることを決め、最後の学派実在に進みます。
実在のラウンジに入ると、そこには学派の代表であるウーシア。ウーシアは三大学派から終結が除籍されルノを阻止できなかったことをメモリに伝え、新入会員であるハル達に挨拶をします。
イルの小包のことをウーシアに聞いてみると、ウーシアからこの模様は蘇生術の魔法陣であること、蘇生術は公開すら禁じられている強力な古代魔術であることを知ります。
そして、ウーシアから、かつてゲーゼルシャフトに在籍していた姉妹の姉が蘇生術の禁書を持ち出したこと、死んだ弟を蘇らせるために蘇生術を使ったことを聞くのでした。(この蘇生術を使ったことでイルは復活しますが、イルの姉は肉体が失くなってしまうことに)
ウーシアはこの小包がイルの小包であることを理解し、小包を開けるとそこにはチューと鳴き声のするネズミ。
このネズミが実験動物で特殊な検体である可能性が高いが、実験的な終結ではなく、実在に送ったことで何かの意図があるので、ウーシアが預かることになりました。
ウーシアが魔法の書リヴァイアサンを開き、このネズミを調べると「裏切り者に気をつけろ」というメッセージを示し、このイルからのメッセージは、ことを荒立てないようにウーシアと実在の主幹であるカミーユで預かることになります。
裏切り者のこととちょこの気になるハルは、終結に残ることになり、1週間ゲーゼルシャフトの各学派で修行することにしたガジェルとリーザと別行動をとることになります。
ゲーゼルシャフト終結代表室に戻ってきたハル。メモリからかつての終結が賑わっていたことを聞きつつも、ここ数日にアーニャ宛に手紙が届いていることを聞きます。
手紙の内容は「スパイラルの研究を中止しろ」との内容。
メモリはこの手紙の内容をアーニャには黙っていましたが、ハルはこの手紙も裏切り者と関係があるのでは疑います。
そして、もしも、何かあった時にはアーニャを連れて逃げて欲しいとお願いされるのでした。
その頃、ゲーゼルシャフト中央部ではノインの姿がありました。ノインとぶつかった研究員を切りつけるノインはハル達に謝りつつも、自分が人間ではなくなってしまったと呟くのでした。
ラストピリオド10章 ゲーゼルシャフト中央部
ゲーゼルシャフト「実在」ラウンジ、実在の主幹であるカミーユに案内されてリーザ。カミーユからは裏切り者の件をこちらで調査すること、元終結のスレムに古代魔法のことが詳しいことを教えられます。
大図書館でスレムを待つリーザは、自分の夢にカースティが現れるようになり、カースティとの出会いが自分たちの力の無さを思い知らされたことで、力を得るために危険も伴う古代魔法が今の自分には必要であることを思い出すのでした。
リーザの元に来たスレムと1週間、実在で古代魔法の修行が始まります。
ゲーゼルシャフト「実在」ラウンジにはガジェルの姿がありました。実在で何をしていいのかわからないガジェルは新人ということで他の研究者からナメられてしまいます。
成り行きからニッケルとコバルトから実在の研究者と気絶するまで行う電流デスマッチで自分の力を示すことになります。
構造の研究者を10人ほど倒したことでニッケルとコバルトから力を認められ、次の挑戦者を倒したら、構造に迎えられることに。次は戦術研究家であるダリルの戦略を使うフランツが相手となります。
フランツとの戦いを見たニッケルとコバルトは、ガジェルの力を認めて1週間の修行のためにメンターとしてファーガスを選ぶことにします。
ゲーゼルシャフト「実在」ラウンジ。ちょこのことを心配するハルでしたが、他の学派で勉強するリーザやガジェルのように終結で何かできないかと考えていました。
メモリから実験用のスパイラルを収容する地下の施設でスパイラルの生態を見て見ては?と伝えらて、地下の施設に行くことに。
アーニャがスパイラルを研究して役立てることが真逆ではあるがノイズと同じと感じつつも、ハルはジレッドやノインのことを考えるのでした。
その時にアーニャから重大発見ということで、チョコの研究が終わったと研究室に迎え入れられます。
アーニャの研究室で、アーニャから過去にちょこと同じく自然発生的に半スパイラル化の状態がなかったが、人為的にスパイラルと融合した例があったことを教えられます。
そして、スパイラルと融合した人間はスパイラルに取り込まれるのが普通ですが、過去に1件だけちょこと同様の状態になった結果が報告されていました。
スパイラル因子の人体投与実験
倫理的には半していましたが、この研究データを隠していたのがメモリの祖父である先代終結の代表でした。
先代の残したデータによると強い肉体や知性を持った適格者の場合にはスパイラルを自分の身体のように動かすことができる。ちょこは適格者だったのです。
アーニャからスパイラル因子を研究していた者の写真を見せられたハルは、その人物がノイズのイーロンであることを知るのでした。
ゲーゼルシャフト会議室。裏切り者の調査を進めるウーシアとカミーユですが、ゲーゼルシャフトの10万人から裏切り者を見つけるために人智を超えたわざであるリヴァイアサンを使うことになります。
リヴァイアサンは普段は近辺にある図書やデータを参照して回答する能力である辞書的な能力であるが、本当の能力は別にありました。
リヴァイアサンの真の力を知るカミーユは8年前のことを思い出します。
かつて、カミーユと別の研究者が同じ発表論文を提出したことがあり、どちらかが、論文の内容を盗んでいるかを調べるためにリヴァイアサンの真の力真相真理万物顕現を使ったのでした。
リヴァイアサン。対象者と対象物があれば、その因果を家庭抜きに知ることができる能力。
リヴァイアサンの真の力真相真理万物顕現で自分が裏切り者ではないことが証明されたカミーユ。
カミーユにより、5日後の議会で緊急の全体連絡を差し込むことでリヴァイアサンの力で裏切り者を探すことになります。
アーニャの研究室では、ハルがこれまでの旅のことを伝え、アーニャからイーロンの研究を完成させるために鍵がちょこであることを伝えられます。
ノイズの目的がスパイラルの研究であることと今回のアーニャが脅迫されていることが関係するのではないかと考えたハルは、脅迫状が届いていることをアーニャに教えます。
アーニャから降格処分が決まる5日後の議会の日で、自分が議会に参加すれば自分の命を狙ってくる可能性が高く、当日はちょこも狙われる可能性があることを、安全策をとってちょことアーニャが別行動することになります。
当日はどちらにつくかアーニャに問われるハルでしたが、ちょこを助けるためにアーニャと一緒に議会に潜り込むことになります。ちょこはリーザとガジェルに任せます。
ラストピリオド10章「終結」研究室
3日後、実在ではスレムから古代魔法の習得を学んでいたリーザ、構造でファーガスから修行を受けていたガジェルの2人は成長の兆しがありました。
構造の代表の部屋では、ニッケルとコバルトを呼び出したゲシュタルトは小包の件をウーシアも確認していることを知ります。また、盗聴蝿から終結で、2日後の議会でアーティアの暗殺の動き、リヴァイアサンに第二の能力があることも知るのでした。
ゲーゼルシャフト議会当日。終結の代表室にはファーガスとスレムの姿がありました。ファーガスとスレムは人のいない時間でさらに用心をして、レガリアや機械を狂わせるスパイラルのツノ(盗聴防止の道具)を持ってメモリに会いに来ていました。そして、メモリから会議中のアーニャの警備を手伝って欲しいと頼まれるのでした。
ゲーゼルシャフトの会議室では、久しぶりのアーニャの参加がありつつも、ゲーゼルシャフト議会が開催されます。
議会が始まった会議室の前には警備をお願いされたハルの姿。そのハルの後ろには人影が。。人影はハルに声をかけようとするが、逃げてしまいます。その人影を追おうとしたハルは合金姉妹に捕まり、なぜここにいるかと拷問されそうになってしまいます。
拷問されるハルを助けたのは、スレムとファーガス。メモリのお願いでハルと共に警備に来たのでした。スレムとファーガスは元終結であったので、メモリのお願いを聞いたのでした。
ファーガスから副代表である合金姉妹がここにいることがおかしいと問われ、合金姉妹も裏切り者を探すためにここに来たことを伝えます。合金姉妹は裏切り者の情報を集めるために盗聴していたことを話し、実在のウーシアとカミーユの会話から裏切り者の調査が行われることで、自分たちの潔白を証明するためにここに来たのでした。
ハル達が合金姉妹は話しているとカミーユも到着し、会議はもう少しで終わるとのこと。そして、ハルは会議室の入り口で集まっていることから、ノイズは手を出せないのではないか、先ほどの人影はノインであるのではと考えるのでした。
ゲーゼルシャフト終結ラウンジ。ハルの想定通り、人影はノインでした。終結のラウンジに入ると、予想外にガジェルやリーザ、ちょこと遭遇してしまいます。
ガジェルやリーザから、ノイズのスパイであることを突きつけられるノイン。そうではないと伝えるノインですが、自分には帰る場所がないことを理解するのでした。
その時、「殺せ」との言葉と共にドクンとノインの身体に変化があり、ノインは肉体が本人の意思と離れて暴走してしまうのでした。ノインの身体の変化はイーロンによって実験台にされてしまい、自分の意思とは別にリーザ達を襲います。
襲いかかるノインを押さえ込んだリーザとガジェルは、ノインを拘束。リーザとガジェルは元は同じピリオドとして仲間だったことでノインを殺すことはしませんでした。ノインに献身や協働、仲間意識もピリオドに必要であり、これが正しいピリオドの在り方であると伝えます。
そして、議会の終わりの時間が近づくと終結のラウンジには地下施設から実験用のスパイラルが逃走したと緊急警報が入るのでした。逃走したスパイラルは会議室にて暴走と聞いたメモリは会議室に向かいます。その後をリーザとガジェル、ちょこも追いかけます。
残れたノインはのノイズの「死の行進」計画が始まったと呟くのでした。残されたノインの前に現れたジレッドにより、ノインは解放されます。
緊急警報が鳴る数分前、会議室では順調に会議が進み、全ての議題が終わりを迎えた。議会が終わるを迎えるとウーシアから事務局から連絡事項があるとリヴァイアサンを発動。
リヴァイアサンが発動し、会議室の前もまばゆい光に包まれた瞬間、ドーンという爆発音。その音を聞いてハル達はアーニャを守るために会議室に入ります。
会議室の中には逃走した実験用のスパイラル。アーニャの無事を確認しますが、ウーシアはスパイラルにより原型すら残さない黒焦げの死体と姿を変えていました。次々と現れるスパイラルを殲滅するためにハル達は戦います。
スパイラルを殲滅したハル達ですが、今回のスパイラルの逃走でのウーシアの犠牲が出てしまいました。同じ実在のカミーユは悲しみにくれますが、巨大な学派である実在が分解しないように自身が代表になることをスレムに伝えられます。
スレムの言葉で代表になることを決めたカミーユは、今までのウーシアと過ごして来たことは今日のためであったのではないかと思うのでした。
ラストピリオド10章 ゲーゼルシャフト最下層
事件の翌日。ウーシアが死んだことで、ウーシアが死んだことを説明しろと構造のラウンジは人で溢れかえっていた。ゲシュタルトの頼みでファーガスとガジェルはラウンジの前で門番役を行なっていました。
構造の代表室にはゲシュタルトと合金姉妹の姿がありました。他学派が構造になだれ込んで来たのは、ウーシアが死んで得をするのが、実在と競争している構造であること、逃亡したスパイラルの討伐には手を貸さなかったことで疑われていたからでした。
議会を挙げて講義をするべきだという合金姉妹に対して、ゲシュタルトはなぜウーシアが殺されなければならなかったのかを調査すると伝えるのでした。
既に先手を打ってあるというゲシュタルトと合金姉妹の前に現れたのはメモリ。メモリはゲシュタルトに呼び出されたのでした。
ゲシュタルトから議会当日に終結では何かあったかを問われたメモリは、議会当日にノイズの構成員が現れたことを伝えるのでした。
終結で起きたことを全て聞いたゲシュタルトは逆にメモリからゲシュタルト達が裏切り者ではないのかと伝えられます。
カミーユ率いる実在やアーニャの終結から裏切り者であることを疑われたゲシュタルトは盗聴した内容を公開することにします。
他学派の研究者が溢れかえる構造のラウンジの前に姿を現したゲシュタルト。ゲシュタルトは、ゲーゼルシャフトに裏切り者がいると連絡が入り、裏切り者を探していたために暗殺されたことを研究者に伝えますが、その言葉を研究者達は信じません。
さらにそのことを証明するために、盗聴蠅で集めた情報を公開します。そして、ノイズの存在を明らかにして、信じられるのは自分だけであること、裏切り者に死の制裁をと他学派の研究者に伝えます。
ゲシュタルトの言葉で自分以外のことを信じられなくなった研究者達は、暴動を起こし、怒りの矛先を構造から変えるのでした。自由に動けるようになったゲシュタルトは裏切り者を見つけるためにガジェルを連れてどこかに向かい始めます。
実在代表室ではカミーユとスレムの姿がありました。スレムに支えられつつも代表として動くことを決めたカミーユの前に訪れたリーザ。
リーザはカミーユにリヴァイアサンの所在を訪ねます。リーザはブラッドヘルムから渡って来た魔法道具リヴァイアサンがあれば、自分でも犯人探しができるのではないかと考えたのでした。
しかし、カミーユからウーシアは牛の亜人の特異種であるので、リヴァイアサンの第二の能力を使えたと教えます。そのことを聞き、別の方法で犯人を探すことを決めたリーザはカミーユとヘルムと共に考えることに。
終結の代表室。メモリは構造から戻って来ていました。メモリは構造が裏切り者では伝えたことで悩んでいましたが、アーニャの言葉で裏切り者を正体を突き止めることに。
アーニャのは今回の出来事の目的が、スパイラルの研究をアーニャに止めさせることがあったが、ウーシアが裏切り者がいることをイルの小包から知ったために殺されてしまったと考察するのでした。
そして、更なる事実を突き止めるためにアーニャはハルとメモリを連れてどこかに向かうのでした。
実在代表室でも、リーザ達が今回の出来事について考える中で情報を集めるために代表室から外に出ることに。
ゲシュタルトとガジェルが向かうのは地下の実験用スパイラル収容所。アーニャのどうやってスパイラルを持ち出したのかという疑問から、収容所に出入りするためには代表や事務局の許可が必要であるので、申請者の記録を見れば、犯人が割り出せると考え、同じくハル達もスパイラルの収容所に向かっていました。
ゲーゼルシャフト深層。そこにはゲシュタルト達構造とカミーユ達実在がいました。カミーユ達も収容所に入る申請者の記録を見れば、犯人を割り出せると一足先に実験用スパイラル収容所に来ていました。
しかし、申請者の記録には誰も残っていませんでした。記録を残さずに収容所に入れるのは代表のみ。
そのことからカミーユからウーシアを殺したのはあなたであると問われるゲシュタルトでしたが、ゲシュタルトは過去にウーシアに恩恵があること、自身の理解者であったことを伝えます。
15年前の構造のラウンジ。当時から天才と言われていたゲシュタルトは周りの研究者からの嫉妬で研究を発表を行うことができなかったところをウーシアの言葉で救われ、今の地位を築いたのでした。
カミーユの犯人はゲシュタルトであること仮説も異なった時、アーニャも収容所に到着。そして、アーニャは裏切り者の正体がわかったと伝え、怒るのでした。
アーニャが怒った理由は今回の犯人がウーシアであることをであり、そのことに気がつかないことに怒っていたのでした。
事件当日にウーシアが消えた仕組みを説明し、ウーシアが裏切り者であったことを推理するのでした。ウーシアはノイズに協力するために三大学派の代表になったこと、リヴァイアサンで倫理を無視した禁忌の研究に興味を持ったとアーニャは推測します。
アーニャの言葉で姿を現したウーシア。ウーシアから自身はノイズの研究員でゲーゼルシャフトの地下とノイズ本部が魔法陣で繋がっていることを伝えます。
そして、ノイズの本当の目的である人間とスパイラルの融合をこの目でハル達に見せるためにゲーゼルシャフトの最深部に案内します。
ウーシアは古代の未解明の研究を行う際にスパイラルの知識がないと解明できない第3番の謎原初のスパイラルの調査に出会い、その時にイーロンと出会っている。イーロンの話を聞いて、ウーシアは感銘を受けて禁忌の研究に興味を持つようになった。
イーロンが追放された後も交流を重ね、スパイラル因子を人間に投与することに成功していた。そして、アーニャの研究と鍵であるちょこがいれば、融合の実験は実用的な段階に入るのだった。
説明を終えるとウーシアはノインを呼び寄せます。
ノインは実験体として出来損ないの半スパイラルとなっていたのでした。スパイラルと同化して姿まで変わってしまったノインはハル達を襲って来ます。
ノインにこの場を焼き尽くすように命令するウーシアは去ってしまいます。ノインを食い止めようとするハル達ですが、ゲシュタルトと合金姉妹にこの場を任せることになり、ハル達はノイズの本部に向かいます。
ラストピリオド10章ノイズ本部
先にノイズの本部に戻ったウーシアはイーロンと話をしていました。
イーロンから全てはあの方のためと伝えられ、野望が達成された際には相応の待遇を与えると言われるもウーシアは研究が出来れば良いと伝えます。
ノインを実験体にしたこと、ココットのことを言われ、ジレッドはウーシアに怒り、刀を向けるが、ジレッドの刀はウーシアに2本の指で止められてしまいます。
ウーシアは自身を研究のために全てを費やした抜け殻と伝えつつも、生きていることを感じるのでした。
刀を向けたジレッドに対して圧倒的な力でねじ伏せるウーシア。ウーシアとジレッドの争いを感じて現れたルンペルとユァンから鍵であるちょこが来ることを伝えられるが、ノイズに協力して本当にココットが戻って来るのかを疑問にもつジレッド。
しかし、あの方の力ならばココットを復活することは可能であるので、あの方に忠誠を誓うことをイーロンに伝えられるジレッドであった。
ノイズ本部研究室に魔法陣から到着したハル達は研究室のデータから多くの人間がスパイラルの融合実験に巻き込まれたことを知ります。ハルはちょこにここは嫌な感じがすると伝えられて、緊張感が高まります。
研究室を奥に進むと現れたのはイーロン。イーロンにちょこを捕まえることが目的かを問うハルにイーロンは、それだけではなくもう1つ理由があると伝え、ハルに会わせたい人がいるとジレッドに案内をさせるのでした。
ハル達だけを行かせるわけに行かないと強行突破をしようとするアーニャ達ゲーゼルシャフトの面々の前に、ウーシアが立ち塞がります。
ジレッドに案内された場所にはハルに「久しぶりだな」と伝える1人の男。久しぶりと伝えられてもハルは誰かはわからなかったが、懐かしい気分に襲われ、倒れてしまいます。
倒れたハルは幼い時の回想を見ていました。子供の時に実は母親が知らないところで泣いていたこと、自分の父親に会っていたこと。まばゆい光とともに先ほどの男も回想に登場し、ハルが禁忌であること、祖神インヴァイスの子供であることを伝えます。
回想から目を醒ますと今度はジレッドからアンダンテの出身者は祖神の血を引き、人間を超えた存在であることを告げられます。祖神は万物の基になった存在であり、ハルの父親であった。
祖神であるインヴァイスは万物を作った後に人やスパイラル、無機物などあらゆるものに変化して生き、アンダンテの祖となった。
世界で人やスパイラルが増え過ぎたこと、神に反逆する技術も生まれ、失望したことで新しい秩序を生み出そうと考え、作った組織がノイズ。
そのために必要な存在が鍵であるちょこ。ちょこには世界に散らばったインヴァイスの破片を取り込む力を持つように長い時間をかけてアンダンテの里で生み出された変異種。禁忌よりも濃いインヴァイスの血を高い純度で受け継いだ鍵。
ハルも禁忌という素質で、ちょこやインヴァイスと融合して祖神の力を得ることができる。
ジレッドがノイズに従うのは、神である祖神の力を得ることができるならば、完璧なる蘇生術、命を想像することも可能であるためであった。
ノインと戦うゲシュタルトと合金姉妹は、スパイラルと融合したノインの力の前に徐々にジリ貧の状態になっていた。このままだと終わると感じたゲシュタルトは合金姉妹との合体技である超合金波動砲ゲシュタルト・カタストロフを放つ。
ゲシュタルト・カタストロフを食らっても倒れないノインの前に絶体絶命のゲシュタルトの前に現れたエレポワ達ゲーゼルシャフトの研究者達。
その時、ノインの動きが止まります。ノインと融合したスパイラルが拒絶反応を示していたのでした。
一方、アーニャ達は人体実験を行ったウーシアの前に苦戦。ウーシアもスパイラルとの適合適性があり、完全にスパイラルと適合していました。スパイラルの姿に変化したウーシアの前にスレムは仲間を紙にしてこの場からの脱出を図ります。
ハルはジレッドからノイズに入るようにちょこを人質にされていました。ジレッドにより、拘束されてしまったハルの前にリーザとガジェルがジレッドを止めるために戦います。
紙にした仲間を抱えてスパイラルに変身したウーシアから逃げるスレムの前に立ちふさがるユァンとルンペル。後ろからイーロンも現れて挟み撃ちの状態に。
ラストピリオド10章 夜明けの地
ノインは生まれた時から名前がなく、物心ついた時からインヴァイスの元にいた。そして、9番目のスパイとしてノインという名前をもらうのであった。
ノイズから外の世界に出て、ハル達仲間に出会い、仲間という大切なものができたことで自分の大切なものを幸せにしたいと思うようになった。そして、自分の中にいるスパイラルに力を貸してと願うのでした。
正気を取り戻したノイン。魔法陣から本部に行こうとしますが、魔法陣は反応せず、ハル達を助けに行きたいとスパイラルの力を使って、ノイズの本部まで飛んで行くことに。
ノインの言葉を信じたゲシュタルトは合金姉妹と一緒にノインと一緒にノイズの本部に飛びます。
ユァンとルンペル、イーロンに囲まれたスレムは、煙幕により、無事に危機を回避して、この場所脱出します。安全な場所まできたが、スパイラルのウーシアが何かを探すようにどこかに向かったことを見かけ、仲間を紙から戻して、追いかけることに。
ウーシアの後を追い、本部の外に出ると、そこは特異なスパイラルが発生して危険とされるガル・ド・クレーター。
外に出たアーニャ達の前に人間の姿で現れるウーシア。ウーシアはアーニャ達をノイズの構成員に任せて、自身はゲーゼルシャフトに向かおうとしていました。
変わってしまった先代終結の代表ウーシアに、カミーユはウーシアが元の道に戻る気がないと知ると責任を持って殺そうと仲間の前に出るのでした。その姿を見たウーシアは、スパイラルの姿に再び変身し、襲ってくるのでした。
ノイズ本部に飛んで向かうノインとゲシュタルトと合金姉妹は、ウーシアと戦うゲーゼルシャフトの仲間達の元に到着。ウーシアと戦い始めるノイン。
この場は任せろと仲間を逃がそうとするゲシュタルトですが、アーニャがウーシアから受けた恩義をなかったことにできないと共にゲシュタルト、ノインと戦うことに。
パワーアップしたジレッドの前に苦戦するリーザとガジェル。苦戦するリーザとガジェルはゲーゼルシャフトで学んだ古代魔法と作戦を駆使して戦い、ジレッドに一撃を与えます。
ジレッドに一撃を与えたことでインヴァイスが戦いを止め、長い年月をかけてきた計画が順調であることで、ハル達を解放されます。ジレッドがハル達と戦ったのはインヴァイスへの忠誠心を示すためであった。
インヴァイスによってハル達はノイズの本部の外にできると、そこにはウーシアと戦うノイン達の姿が。
完全にスパイラルと融合したウーシアには半融合のノインでもダメージを与えることができず、ノインやゲシュタルト達は大ダメージを負ってしまいます。
ウーシアは人とスパイラルの融合体、リガリアでの攻撃も半減している。ダメージを与えるには純度の高いレガリアが必要になります。
そして、純度の高いレガリア、ラストレガリアシルバーグラムを持ったハルが、ウーシアと戦うためにノインに連れられてウーシアの元に。
ラストレガリアの攻撃でウーシアにダメージを与え、遂にウーシアはスパイラルの姿から人間の姿になるのでした。ウーシアは死ぬ間際にゲーゼルシャフトの仲間に見守われ、最後に自分に足りなかったものを理解して眠りにつくのでした。
全てが終わった一行はゲーゼルシャフトへ。ハルはノインに一緒にゲーゼルシャフトに行こうと伝えますが、ノインは駆けつけたゲーゼルシャフトの研究員から撃たれてしまいます。ゲーゼルシャフトの研究員は弟が殺されたことで、ずっと、犯人であるノインを追いかけていたのでした。
撃たれたことで、我を忘れてスパイラルのコントロールを失いそうになったノインは世界で一番綺麗なところを目指して飛び立ち、まばゆい光を放ち、ヘルレルム全土を照らしたのでした。
ノインの分まで生きることを決めたハル達は一度ゲーゼルシャフトに戻ることに。
そして、エーリカから通信が入り、スペアレルムがスカイレルムに宣戦布告したことを伝えられるのでした。その通信を聞いた瞬間、ハル達の頭上にはワルキューレ率いるスペアレルム軍の飛空艇がスカイレルムに向かうのを見るのでした。
11章はこちら
↓漫画化されたラストピリオドの漫画はこちら↓